札幌からは、季節運転の特急列車で富良野へ向かう。名前は「フラノーラペンダー・エクスプレス」。車輛にはJR北海道独自のリゾート用のディーゼルカーが使われている。ひところは何種類ものリゾート列車が走り回っていたJR北海道だが、景気低迷や車両の老朽化のため、今では三種類のリゾート列車しか残っていない。当日は、二往復のうち一号に「グリスクルーエクスプレス」、三号に「ノースーレインボー・エクスプレス」が使われていたが、私たちが乗ったのは後者である。「ノースーレインボー」は五両編成のハイデッガー車両で、大きな窓の下は車両ごとに塗色が異なり、カラフルないでたちだ。真ん中の三号車の一階部分にはラウンジがあって寛げるが、窓からの見晴らしはよくない。売店と喫茶をかねるカウンターも営業していないし、何よりも喫煙可がよろしくない。この手のスペースは今や禁煙が常識である。煙臭い「カシオペア」のラウンジカーともども改善を求めたい。